色々と保守部品、専用の工具、ケミカル類を揃えた。
1. ステンレス、パッドピン(デイトナ)@1600円☓3個(計4800円)
2. キャリパーピストン脱着ツール(アイネット)@3000円
3. メタルラバー(スズキ)@1600円☓3本(4800円)
4. パッド(フロント用6個=3回交換用、リア用5個)
5. キャリパーピストンシール(前後3個)(純正部品)
6. 耐熱グリース()
1. DAYTONA,ステンレスパッドピンセット
・商品番号:32991
・仕様
・ピンシャフト径:Φ5.8mm×全長:64mm
・パッドピン×1、プラグ×1のセット
・1キャリパー1本使用。
※純正パッドピンが60mm以下の場合、使用不可!
・特徴:
パッド交換時にはパッドピンも交換!サビなどによる引っ掛かりから解消され、
スムーズなブレーキングフィールが体感できるかも・・・。
スチール製の純正パッドピンのリプレイス品。
サビにくいステンレス製でブレーキパッドの滑らかな動きを確保。
※Wディスク車は、2キャリパー分必要。
2. キャリパーピストン脱着ツール(アイネット)
ai-net アイネット :【エービス】
キャリパーピストン脱着ツール
商品番号:23804
ブレーキオーバーホール時の必需品です。
ピストン内径16.5-37mm対応(整備用品)
キャリパーピストン脱着ツール
対向ピストンに対応
商品番号:99000-59019
容量:300ml
ブレーキシリンダーの組付用。各種金属の防食及び潤滑に優れた効果を発揮。
RISE CORPORATION/ライズコーポレーション
エボリューションブレーキパッドは銅フレークを配合したセミメタルパッド。
コストパフォーマンスに優れたストリート向けスポーツパット。
低中速から高速まで安定した制動力と耐フェード性、ウェット時の安定性を発揮。
街乗りからスポーツ走行まで幅広く対応。
コストパフォーマンスに優れたストリート向けスポーツパット。
低中速から高速まで安定した制動力と耐フェード性、ウェット時の安定性を発揮。
街乗りからスポーツ走行まで幅広く対応。
※必ず現車のパット形状を確認。
※パッド装着後は、走行前に必ずブレーキを作動させ、
ブレーキが正常に機能しているかを確認。
型番:EV-163D ブレーキパッド(リア用)
商品番号:T01Z9990011BK
@850円(1フロントキャリパー用)
EV-344D ブレーキパッド
※フロントダブルディスク車は必ず左右セットで交換。
RISE CORPORATION/ライズコーポレーション
型番:EV-344D(フロント用)
商品番号:T01Z9990044BK
@900円(1フロントキャリパー用)
bandit1250F/2012年モデルは、純正のキャリパーのパッドピンは
鉄製(?)(スチール製?)で、サビが心配だったので
このDAYTONAのステンレスへ変更することにした。
大きさは、純正よりもピンは3mm程長いようだが、問題なかった。
キャリパーは命を預けるバイクのブレーキを制御するので
慎重にサービスマニュアルを熟読・・・。
2月の寒空で気温5℃の中、作業開始。
今回、キャリパー脱着に際して、3ヶ月ほど前にリアのブレーキパッドは
交換していたので、キャリパーの清掃とピン交換を計画。
キャリパーのピストンが熱やサビで劣化するとキャリパーに
固着して、ピストンの動きが悪くなってしまいブレーキの効きが
悪くなるとの事。
丸2年、banを3万キロ以上走り、ピストンが固着する前に
メンテをしておこう。
まずは、リア・キャリパーを固定しているネジ2本を外す前に
パットを固定しているパッドピンを外しにかかる。
パッドピンを外すに際して、マイナスドライバーでパッドピンの六角
を塞いでいる蓋(?)を外す必要がある。
慎重にマイナスのねじ山を舐めないように慎重に外しにかかる・・・
・・・が!、硬い!舐めそうで怖かったでの力を入れにくいだけでなく
マジかたい。血管が切れそうなくらい力を入れ、一気にネジを回そうと
ドライバーを回すと・・・
「ごりっ!」
ひえーーー!(T_T)
ねじ山なめてもうた(T_T)
かなり重症な感じ・・・。
こうなったら自分のもってる工具ではネジ緩められそうになかったので
バイク屋へ持って行こうと、外したマフラーをいそいそと取り付ける。
バイク屋へ行く途中に、スズキの車ディーラーと整備工場を発見して
「おー!この舐めたネジをはずせる特殊工具がありそうだ!」と
勝手に思い込み、駆け込んだ。
しかし、車の整備工場の路肩は、この2週間連続で降り積もった
大雪が残っていて、危ない。
立ちごけしそう・・・。
慎重に店長らしき年配の作業服のおじさんに声をかける。
自分→
「あのー、お仕事中申し訳ありませんが、バイクのネジ舐めてしまって
とれるか確認して頂けませんか?」
おじさん→
「どこ?こりゃーダメかもな-・・・。」
すると、おじさんは工場の奥から若手のメカニックを5名呼んで
ネジを外せるか確認してもらう。
神にもすがる思いで、立ち寄った地元の車整備工場。
つなぎをまとった、5人の若者はいずれもプロの顔。
自分のここをの声→
「おおお!屈強そうな若者メカニック。足腰にまとった多くの特殊工具」
「あなた達なら、この舐めたネジ外せるよ!きっと出来る!頑張って!」
すると、若者メカニックが次々に見たこともない特殊工具でチャレンジしていく。
が・・・・、一人また一人と「これ厳しいですね・・・・」
と溜息をついて、足早に去っていく・・・(T_T)
自分の心の声→
「(T_T)・・・、ダメですか・・・そんなにあっさり・・・」
すると最後に残ったイケメン、ピアス、茶髪の若者が舐めたネジに
何度も、次から次へ様々な特殊工具でチャレンジしている。
自分の心の声→
「嬉し涙(T_T)&おお!イケメン兄ちゃん!頑張れ!」
彼の作業は、外見のチャラさとは異なり、しっかりとしている。
そして丁寧。
自分→
「いかがですか?お仕事の邪魔してすみません。」
イケメンメカニック→
「・・・、なんとかしたいですが、貫通ドライバーでやっても
ネジはびくともしないですね・・・。厳しいかもです」
自分の心の声→
「号泣!!!(T_T)(T_T)(T_T)!!!!!」
「そうですかーーー(T_T)」
自分→
「お忙しいのにお手数おかけしましたm(__)m」
「諦めます」
「リアキャリパー毎交換します」
(3万の出費!!!(T_T)イヤだー-)
イケメンメカニック→
「お力になれず申し訳ありません」
自分→
「こちらこそ、お手数をおかけしました」
「有難うございます」
丁寧にお辞儀してお礼を伝えて、外したマフラー取付
流れ落ちる涙をヘルメットでかくして、工場を去った・・・。
リアキャリパー全体交換・・・、3万以上だな。
死亡だ(T_T)
最後の望み、赤男爵があった!
そうだ、バイクのプロならなんとかなるかも!
ただ自分で舐めてしまったネジを外してくれるのか?
疑問だ。
ただもう赤男爵様しかない。
赤男爵へアポ電話もいれずかけこんだ。
自分→
「あのー、アポイントないんですが、ネジをなめてしまって
外せるか見て頂けませんか?」
赤男爵の20台前半と思われるメカニック
「見せてください。・・・・なるほどやってみましょう」
その若者はおもむろにバイクをピットに持込み
さっきのスズキ車整備工場と同じ、貫通マイナスドライバーで
ガツガツとハンマーで叩いている。
自分の心の声→
「あーー、バイクの整備プロもそのやりかたですか・・・」
「さっき車整備工場のイケメンメカニックも同じ方法やってましたが
だめでした(T_T)。やっぱりダメなんですね(T_T)」
「やっぱりキャリパー毎交換か・・・死亡だ(T_T)」
すると、そのメカニックは貫通マイナスドライバーの向きを変え
カッツーーーン
おおおおお!
外れたーーーー!
スンゲェ──―Σ(゚∀゚ノ)ノ─―─ッ!
メカニック→
「リアキャリパーのパッドピンの蓋はよく錆びたり、固着したりして
ねじ山舐めてしまう人多いんですよ。」
「簡単な作業で、パスポート会員さんなんで無料でいいです」
「パッドピンの蓋は、六角の奴に変えるともう舐めませんよ」
「気をつけてくださいね」
自分→
「ありがとうございます!!!!」
「本当に有難うございます!(涙目)」
そしてその若いメカニックは、ピットからバイクは移動させ
「お気をつけて!」とまたピットに戻っていった・・・。
かっこいい!
凄い、さすがプロ。
今日ほど、赤男爵様をありがたいと思ったことはなかった。
赤男爵に頼むメンテの工賃を浮かして、自分でDIYでいこうと
決めたが、プロはやはり心強い。
自分でやるメンテとプロに任せるメンテはしっかりと見極めないと。
心を新たにした瞬間だった。
舐めたネジたとれた感動を旨に、日が暮れるまでに
キャリパーの清掃とパッドピン交換を終わらせるべく
そそくさと帰宅し作業を再会。
マフラー外して、キャリパーの2箇所のネジを慎重に緩め
パッドピンを六角で緩める。
キャリパーを外した。
パーツクリーナーでキャリパー掃除し
ブラシで綺麗にした。
そして、綺麗になったキャリパーピストンに
ヤりたかったキャリパーのピストンへメタルラバーを
吹き付ける。
特殊工具をつかってピストンをグリグリまわして
固着してないことを確認して、動きを柔らかくする。
何度もピストンをゴリゴリ回して、メタルラバーを
十分に吹きかけ浸透させる。
外気が3℃近く寒くて手がうまく動かない(T_T)
もっとピストンを動かしたいが、寒くてもう限界(笑)
いそいそと、新しいデイトナのステンレスのパッドピンに
グリスをたっぷり塗って、六角でパッドを装着。
うん、サイズはぴったりで大丈夫!
よかった。
キャリパーを固定する2つの固定ネジを仮止めして
しっかりと固定されていることを確認してから
本締め。しかし、締め過ぎは怖いので適度に固定(笑)
去年末に規定トルクレンチを2本買ったが、デジタル式では
ないので、トルクの設定がわからず使えない(T_T)
今年中には、チェーンと前後スプロケットの交換を予定して
いるので、早めにトルクレンチのトルク設定の使い方調べないと。
キャリパーをしっかりと車体に固定してから
動作テスト。エンジンをかけて、1速に入れて
リアブレーキレバーを踏んで後輪のブレーキが
しっかり効いていることを何度も確認。
よーし!できた!
リアブレーキのテストドライブに行きたかったが
辺りが暗くなってきており、寒さも限界だったので
諦めて、シートをかけた。
フロントキャリアパーのパッドピン2本も交換しようと
デイトナのステンレスのパッドピンを購入していたので
今度、フロントキャリパーも交換しよう。
でも慎重に作業せねば。
この一連の作業に、5時間くらい・・・
苦労しただけあって大変勉強になりました。
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